茨城県グリーンふるさとラインに挑んで大号泣前編ではグリーンふるさとラインに入り、目的地の小山ダムを眺めて終わりました。
最初の目的はここから花貫渓谷を通って元のR349に出るルートでしたが、知らない道に行ってみようということでそのまま小山ダムを通過してみることにしました。
それが地獄の始まりだったということにまだぼんじりは気づいてないのであった・・・。
終わりの始まり
小山ダムには、はぎヴィレッジという休憩所?というか、ちょっとした施設があります。トイレもあるんでツーリングライダーには結構有名な場所みたいですね。今回は早朝ということもあり名物の食堂もやってないし、バイクも2台しかいません。
車が何台か停まっていて朝っぱらから薄着の男女がすけべな感じで歩いていましたが、僕の恋人はGSX250Rなんで全然悔しくありません。
嫉妬もしてません。
ライダーは男二人できゃっきゃうふふと写真撮ったり楽し気にしてたのを横目に「僕には人間の友達なんかいらないやい!」と拗ね散らかしながら発進します。
不穏な気配
小山ダムを県道22号線沿いに進み始めます。22号線もなかなかいい道ですね。
しばらく気持ちのいい道が続き、22号線もいいなぁと思っていると運命の分かれ道が。
まっすぐいくと常陸太田。右にいくと大子。私が行きたいのは常陸太田。
まっすぐいこう!
のどかな農道が広がり、お、こっちも結構いい道じゃ~んと思いながら走り続けます。
どんどん、どんどんと道が細くなり心細くなっていきます。果たして・・・
上の画像は最後の分かれ道です。ここを右に曲がると常陸太田。まっすぐ行くと大能に行きます。大能って聞いたことはあるけど、どこだかも分からないので迷わず常陸太田に進みます。看板ってさいこ~のナビだよね~~~。
・・・この後、ぼんじりを見た者は誰もいなかった・・・END。
地獄の始まり
最後の分かれ道を右折し、県道227号から県道245号線に入りました。
いきなりこの細道。引き返せ!!頭の中でもう一人のぼんじりが叫びます。この道は絶対にやばい。引き返せ!!!
俺「うるせえ!!!俺に引き返すなんていう軟派なワードはないんじゃい!!!!」
意味不明な強がりでそのまま直進します。どんどんと山が深くなり、ほとんど光も入ってこないようなうっそうとした森の中に細い細い一本道が続いています。
なにここーーーー 涙 ママー!ママー!助けて―!
左側にはすぐ川が流れています。山にありがちな染み出た水で路面はびちゃびちゃ。木の枝や葉が散乱しています。我が愛車GSX250Rには容赦なくびしゃびしゃとどろっ跳ねが・・・。
走れども走れども同じような道が続きます。一体どこへ連れていかれるのか。今からでも引き返せばいいか・・・。迷いに迷いますが、へたくそのぼんじりにはUターン不能なほど道が狭いのでもはや戻れません。
本気の後悔です。いい大人が本気の後悔。こういう道が大好きなバイカーの人もいるでしょうが、なんせぼんじり君は初心者です。マジで怖い。路面びっちゃびちゃ、道がぐんねぐね。誰一人すれ違う人もなく、車も、バイクも、人も誰もいない森の中で大号泣です。
コーナーをいくら曲がっても全く同じ景色が続きます。自分は知らない世界にでも迷い込んでしまったんじゃないかと思うほど終わりません。1時間近く真っ暗な森の中を走ったでしょうか。
やっと・・・
いきなり視界がパーン!と開けます。あれは民家じゃ!?!??!?!おおお 文明!?!?!?
文明の息吹を感じました。人間は一人じゃ生きられないってのは本当なんだなぁと何かよく分からない感情を嚙みしめました。
民家が見え始めてきたら一気に旅の終わりに近づきました。すぐに345号線に合流し、あとは南下するだけで常陸太田のスタート地点に戻るだけです。
もうこんなん大都会でしょう。あの道を作った先人は本当にすごいや・・・マジで怖かった。
あとはずーっとのんびりと走り続けて終わりです。
今回の教訓は・・・・「いいからナビ使え!!」ということでした。はい。使いませんけどね!!!!知らない道もバンバン行くけどね!!!でも本当にちょっとだけ怖かったです。ええ、ちょっとだけですよ。
あ!グリーンふるさとラインはまた来ます。とても楽しい道でした。
おしまい。
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