おっさんでもクリア!バイク教習で一本橋を渡る7のコツ 卒検必勝!

バイク教習時のあれこれ

「年をとればとるほどバランス力が低下して一本橋が苦手になる」

認めたくないけれど、事実です。

もう若くないなぁと感じてる諸兄に贈る、一本橋の渡り方をお伝えしたいと思います。かなり長くなってしまったので分割してお届けします。

私が二輪教習所で試して少しでも効果があった物をたくさん書くので一気には取り入れられないと思います。自分に合いそうな物があれば「これ試してやっかな」と取り入れてみてください。

あなたの免許取得に少しでも役立てば幸いです。

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一つ一つのコツの前に バイクを車と思え

私は最初、一本橋に何度挑戦しても落ちてしまいました。そもそも橋に乗れないこともありましたし、やっと乗り上げても途中で落下。フラフラしてどうしてもバランスが取れない。

悔しくて家に帰って色々な動画、ブログ、体験談を読み漁りました。そして、一つの思い込みがあって、それを捨てることで大きく進歩しました。

まず私が一番にお伝えしたいのは、一本橋は体でバランスを取ろうとしても無理という点です。

なんで私たちおじさんは体を左に傾けたり、頭を右にふったりして体でバランスを取ろうとしてしまうのでしょうか。

私は考えました。

たぶんこれは「綱渡り」をイメージしてしまっているからです。だから体をひねったり足を上げたりしてなんとか一本橋という「綱」の上でバランスを取ろうとしてしまうのではないでしょうか。

え?違うって?何言ってんだコイツって?・・・少なくとも私はそういうイメージでした。

変な話「バイクを四輪車と思い込む」ぐらいで丁度いいと思います。何言ってんだと思われるかもしれませんが、少なくとも私はこれで思い込みから脱出して、面白いように一本橋が渡れるようになりました。

どういうことかというと、四輪の運転席でいくら体や頭を振っても、ましてや片足を上げても車は右にも左にもいきません。車の操作は「ハンドル」で行いますよね。

当たり前ですがハンドルを右に切ると右に、左に切ると左にいきます。

これをバイクにも当てはめます。一本橋の上で体をいくら動かそうが、体でバイクのバランスは取れないと思い込んでください。あくまでもハンドル操作でバランスを取る意識です。

たぶん上手い人なら、いくらでも体を使ってバイクのバランスを取ることは可能です。でも一本橋ではそういう思いを一度捨ててください。

こう思いこんでください。

「一本橋では体を動かしても絶対にバランスは取れない。だから一切体を動かすな!」

とにかくこのように思い込んで、一本橋上で体を使ってバランスを取るクセをまず失くしてください。

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一本橋には一気に乗る

体を動かさないと言うのはコツを知る前に知っておいて欲しい事だったので、冒頭に書かせてもらいました。

さて、ここからは実際に試して効果があった一本橋のコツを書いていこうと思います。

私はベテラン指導員でもなければ、熟練したバイク乗りでもありません。でも、へたくそなおっさんができないなりに一本橋を攻略した情報は皆さんの役に立つと信じています。

一本橋に乗ろうとしても乗れない。もしくは乗ってもすぐに落ちてしまう。こういう方いると思います。そんな方には一本橋には一気に乗ることをおすすめします。

一本橋には目標タイムがあります。だからどうしても「ゆっくり通過しないといけない」という意識から、一本橋に乗るところからゆっくりとソロリソロリと発進していないでしょうか。

バイクはスピードがゆっくりになればなるほどフラフラしてしまいます。バイク操作に慣れない私たち初心者ライダーならなおさらですよね。

なので思い切って速度を上げて一気に乗り上げてください。後輪までしっかりと乗った段階で次のステップ「ゆっくりと走る」に移行するといいと思います。

具体的にはまず、停止線から一速で発進しスピードをゆるめることなくアクセルを開けてブオーーーと乗り上げちゃいます。

一本橋に乗り上げる前に少しぐらいふらついてもかまいません。ふらつきながらも一気に乗り上げる。これだけでいきなり落下することは少なくなります。

私はこの時、一切ブレーキもつかわず一速で駆け抜ける練習をしました。すると、ものすごく簡単に一本橋を渡りきれることに気づきます。

ふらつく原因は「スピードが遅いから」という、ある意味当たり前の気づきを得た瞬間でした。

なので一本橋には一気に乗り上げる。ちょっと怖いかもしれませんが試してみてください。序盤がかなり安定します。

最重要ポイント ハンドルを左右に振る

二つ目は「ハンドルを左右に振る」ことです。

何のこっちゃと思われるかもしれませんが、一本橋を渡り切るためにはこのハンドルフリフリが最重要になってきます。

渡り切ることだけを考えるなら、他のコツはおまけみたいなものです。このハンドルフリフリさえ覚えれば、あなたは間違いなく一本橋を渡り切れる体になるでしょう!!たぶん。

コツ1で一気に乗り上げると書きました。そしたらおもむろにハンドルを小刻みに左・右・左・右と絶えずふりふりしてみてください。目線とかブレーキとか、クラッチとか、とりあえずいいので、一速のままアクセルを少し開け気味にしてハンドルを小刻みにふりながら進む。(教官に色々と言われるかもしれませんが、どうしても渡り切ることができないという方は試してみてください。)

どうでしょう。たぶんタイムは滅茶苦茶かもしれませんが、渡りきれたんじゃないかと思います。

ポイントとしては脱輪するほど大きく左右にふらないことです。小刻みに、落ちない程度にふります。

最初にも書きましたが、一本橋で脱輪する人はハンドルをほとんど使っていない印象です。私もそうでしたし、同じ時期に教習で一緒になったおじさん方もそうでした。

落ちそうになってから修正しようとしても運動神経が全盛期の1/10になってる私には無理です。だから、バランスを崩す前に常にバランスを修正することで、落下を防ごうという作戦です。

騙されたと思って振ってみてください。極端にはふらないで。小刻みにです。

一本橋のコツ おまたタンク

ちょっと下ネタ気味ですが、これもかなり効果があったのでご紹介したいです。

皆さんはバイクにまたがる時、シートのどのあたりに座っているでしょうか。身長や体格にもよると思いますが、ほとんどの人が「シート」に座っているっと思います。

私が提唱したいのはきんた〇をタンクの上にくっつけるキン〇マ走法です。

え?頭おかしんかって?・・・女子の場合はまん・・・やめろ!!

いえ、かなり本気で言っています。

どういうことかと言うと、シートのかなり前の方、ギリギリタンクじゃないシートのあたりに座ります。そうすると変な話おきん様がタンクにくっ付いて冬場だとヒヤッとします。

私の場合ですが、これをすることでバランスの取りやすさが15%くらいアップしたように思います。(中途半端な数字やな・・・)

ただし、尻までタンクに座ってしまうと「変な人」になって教官に怒られてしまうかもしれませんので、適当に調整してください。

あっ!ちなみに、教習終了時にはおまたが冷やっこくなる場合があるので注意してください。

これ、ふざけてるようですが本当に効果があったので試してみてください。シートの後ろに座るより、できるだけ前に座った方がバランス力がアップしました。

低速維持の方法

私は最初教官に「半クラで低速を維持してみて」と言われてもできませんでした。乗ってから左手のレバー操作をすると、左に意識が持って行かれてしまい、そのまま左側へ脱輪というパターンでした。

「俺、一本橋はクラッチ操作苦手ですわ~」と教官に言ったら、そういう人も結構いるから後輪ブレーキでやってみてと言われました。

なるほど、後輪ブレーキの方が簡単です。両腕はハンドルふりふりやアクセル開閉していたりと忙しい。

なので空いてる右足の後輪ブレーキは、私には合っていたようですんなりと低速を維持しながら進むことができました。

しかし、どうしても規定タイムに届かない。1秒ぐらいどうしても早く着いてしまいます。

なので落ちてもいいやという気持ちで半クラッチを試したところ、なぜかすんなりとできるようになっていました。

これは、後輪ブレーキを踏んでからクラッチ操作をしたほうがいいのか?と思い、後輪ブレーキを軽くふみながら軽くアクセルを開け続け、後輪を引きづるような感覚のまま半クラッチにすると、左側に意識が引っ張られず、前よりも遅く走ることが可能になりました。

ちなみに、教官はアクセルを全部閉じてアイドリング状態で走行するといい。と教えてくれましたが、私には合いませんでした。どうしてもスピードが遅くなりすぎてふらついて脱輪してしまうんです。

このアクセルを開けながら(エンジンの動力を得ながら)後輪ブレーキとクラッチ操作で乗り切る方法が個人的にはやりやすかったなぁと思います。

頭と体が一本の棒になった感覚でまっすぐ動かさない

これは冒頭にも書きましたが、改めて書きます。個人的にはハンドルふりふりとこれができれば一本橋はクリアできると思っています。

バイクは曲がることに関しては体重の移動でヒラヒラと曲がることができる乗り物です。だから勘違いしやすいんだと思うのですが、一本橋に関しては「体重移動をしてはいけない」と思っています。

頭を左にふったり、体をひねったり、片足を上げてみたりしても、バランスを崩すだけです。

これは本当に人によるのかもしれませんが、私は頭から尻にかけて一本の棒になったように動かない方がバランス取りやすいです。

体はストンと座っているだけで動かさず、あくまでハンドルでバランスを取るという意識でふらついたり、左右に脱輪したりすることが大幅に減り合格に近づくと思います。

卒検一発中止の落下だけは絶対に避けたいですよね。

人馬一体 ニーグリップとはバイクにしがみつくことや!(暴論)

最初はニーグリップなんてしなくても動かせるし、必要ないやろ(鼻ほじ~)と思っていた時期が私にもありました。

極端に言うと間違いなく一本橋ではニーグリップが必須です。

両手はハンドルを操作しながら右手はアクセル、左手はクラッチ、右足は後輪ブレーキと本当に忙しいです。

そこにきてバランスを崩すとすぐに脱輪してしまう幅の狭さも相まって苦手な人がかなり多い印象です。(私も得意というほどではありません)

そんな一本橋で安定性を求めようと思うと必然的に膝でバイクにしがみつくのが手っ取り早いんです。

膝をしめるだけのイメージではなく、膝で馬(バイク)にしがみつくイメージです。馬にまたがって振り落とされたら死ぬ場面で、両手両足が自由にならない場面で最後にしがみつく場所を考えたらもう膝しかありません。

もうそんな極端なイメージでニーグリップしてみてください。

体をまっすぐ動かさないことがコツだと言いましたが、ニーグリップをすることで本当に体が安定し、頭や体がふらつかず安定して渡り切ることができるようになると思います。

長くなってしまったのでまとめます

年齢とともにバランス感覚が悪くなるのは事実です。これは本当に感じました。特に私のように運動から離れて何十年というおっさんは若いころできたことができなくなっている。そんなもんです。

だけど、バイクに乗ることを諦めたくないですよね。せっかく決意して入った教習所ですから、卒業したいです。私は絶対に卒業したかった。

だから調べて、考えて、実行しました。それで一本橋はかなり楽勝にクリアできるようになったので、この経験をお伝えしています。

一本橋はバイクがすごく上手くなくても渡れます。バランス感覚が衰えてしまっていても最後には渡れるようになります。

教習初日に3回も立ちごけをかました下手くその私でも最初は落ちまくりましたが、次第に渡れるようになりました。タイムもクリアできるようになりました。

簡単にまとめると

  • 乗車位置は前に
  • 一本橋にはスピードを付けて乗り上げる
  • 乗ったらハンドルを小刻みに左右に振る
  • 体でバランスを取らない
  • 頭から体が一本の棒になったように直立不動
  • スピードは後輪ブレーキと半クラで調整
  • タンクにしがみつく

こんな感じです。

必ず卒検に受かる!それだけを信じて 激励

二輪の卒検はどの免許よりも合格率が低いそうです。そう言われると身構えてしまいますよね。

でもね。大丈夫。あなたなら受かります。なぜかって?こんな場末のブログにまで来て、一本橋のやり方を一生懸命調べてるからです。

たぶん緊張しいだったり、とことん理解が追い付くまで調べたいタイプなんじゃないかと思います。そういう方は、何度も何度もイメトレしたり、不安を打ち破る方法を(自分では自覚していなくても)知っているものです。

大丈夫。受かります。あなたの努力は私が知っています。

今回書いたことをいきなり全部やるのは難しいと思います。とにかくハンドルを左右に振って、体でバランスを取らなければなんとかなります。まずはこの辺を意識してやってみるといいかもしれません。

全国の一本橋苦手ライダーの皆さん。みんな一本橋で多かれ少なかれ苦労しています。私はすごく苦労しました・・・

暗い気持ちになっているのはあなただけではありません。一緒に乗り越えていきましょう!!

ではでは。ぼんじり。

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